築170-180年が経過した既存の建物を生かした空間

炭火焼き 三太夫

  • 1986
  • 商業施設 + 改修(リノベーション)
  • 735㎡
  • 三重県名張市
炭火焼き 三太夫 築170-180年が経過した既存の建物を生かした空間客席客席個室個室外観外観周辺は樹木に覆われた地域なので外構も含めて隠れ家の雰囲気を作り出している周辺は樹木に覆われた地域なので外構も含めて隠れ家の雰囲気を作り出している個室個室屋根裏見上げ 屋根裏見上げ 仕口詳細仕口詳細
築170-180年が経過した既存の建物を生かした空間

自然豊かな敷地に計画された建物。店名の通り伊賀流忍者として名をはせた百地三太夫の屋敷の移築および新築復元である。敷地が宇陀川に直接面し、背面には山を抱える絶好のロケーションの中、それぞれの建物をどのように配置するか、外構をどのように作るかが重要なテーマになった。
ここではアプローチを山側にとり、山々の緑や庭の池を感じながら建物に向かう。建物に入ると宇陀川が見え、川のせせらぎが感じられるような配棟計画とした。
築170-180年が経過した既存の建物を生かした計画とするため、古い木材を極力用いるとともに、天井は茅葺や農家の木組が内部から直接見えるようにした。法的規制のために外部に茅葺を見せることはできなかったが、自然豊かな環境を感じられる建物に仕上がった。

炭火焼き 三太夫 建築データ

竣工
1986
所在地
三重県名張市
延床面積
735㎡
設計・監理
森本建築事務所
用途
飲食店舗
構造
木造 地上1階
掲載
「商店建築」1990.1