ニュータウンの一角に建つ料亭の計画。十分とは言えない敷地に対して料亭としての雰囲気づくりをどのようにするかがテーマとなった。住宅地のスケールに合わせて屋根を3つに分節してスケールダウンを図っている。また入口に門を設けて外部との結界をつくり、玄関までのアプローチを路地空間として整備することで料亭の雰囲気を作った。内部は木を多用した温かみのある雰囲気ながら、土壁など本物の素材を用いることで格式を保つ空間デザインとした。