のどかな農村風景の高台に建つ保育所の計画。歌手五輪真弓さんの歌「はばたけ大空へ」の歌詞からインスピレーションを得て、園児たちがここから大きく羽ばたくことを願って設計した。翼を広げたような大屋根のおおらかな建物で、田舎の軒下空間のようなテラスが園庭に面して広がり、中間領域を形成している。頂部には周囲のシンボルとして「カリヨンの塔」を設け、都市部から帰ってきた人たちのランドマークとなることをイメージした。