郊外ニュータウンに建つアトリエ兼用住宅の計画。外装はガルバニウム鋼板、内装はシナベニアとシンプルな材料で構成しながら回遊性ある空間とし、遠方に見える山並みの風景を取り込んで心地よさと豊かさ持った建築を目指した。各部屋からの視線や動線は中庭を中心に展開している。中庭は光と風が抜けるみちであり、街と住宅をゆるやかにつなぐ緩衝帯ともなる。中庭から見上げる空は、郊外にいることを忘れさせてくれる豊かさがある。