株式会社タカキタ本社の北東の角地にある研究開発棟の計画。1、2階が高天井の農機の実験場、3階がオフィスという構成になっている。
東側道路には名張市の観光名所ともなっている桜並木が続くため、その豊かな風景を建物内に最大限取り込むように、オフィススペースのある3階に東側に大きな開口部を設けるとともに、バルコニーを設置して働く人たちの憩いの場となるように計画した。
また桜並木を見に来る市民や観光客に対して、地元企業として認識されるよう、そのバルコニー部分を張り出してシンボリックなファサードとなることを意図している。