ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム

名張養護老人ホーム みさと園・改修

  • 2022
  • 福祉・医療施設 + 改修(リノベーション)
  • 1,720㎡
  • 三重県名張市
全景 外観は最小限の変更にとどめた全景 外観は最小限の変更にとどめた名張養護老人ホーム みさと園・改修 ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム中庭はバリアフリー化を図り、ウッドデッキ敷とした中庭はバリアフリー化を図り、ウッドデッキ敷とした名張養護老人ホーム みさと園・改修 ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム中庭夕景1中庭夕景1中庭夕景2中庭夕景2ラウンジ 天井・壁の格子によって緩やかなゾーンを形成したラウンジ 天井・壁の格子によって緩やかなゾーンを形成した照明の大きさをかえることで空間に変化をもたらす照明の大きさをかえることで空間に変化をもたらす廊下越しにラウンジを望む廊下越しにラウンジを望む名張養護老人ホーム みさと園・改修 ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム名張養護老人ホーム みさと園・改修 ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム名張養護老人ホーム みさと園・改修 ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム中庭に面した2階ラウンジはコーナー部を利用してカフェのようなイメージとした中庭に面した2階ラウンジはコーナー部を利用してカフェのようなイメージとしたペンダント照明や家具もカフェの雰囲気になるように選定したペンダント照明や家具もカフェの雰囲気になるように選定した名張養護老人ホーム みさと園・改修 ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム天井の色をゾーンごとに変えることで視認性を高める天井の色をゾーンごとに変えることで視認性を高める緑のゾーン緑のゾーンオレンジのゾーンオレンジのゾーン居室内居室内名張養護老人ホーム みさと園・改修 ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム浴室浴室
ランドスケープ、あるいは村としての養護老人ホーム

養護老人ホームの移転改修計画です。4床室/1部屋が基準の老人施設を50室の個室を有する養護老人ホームに改修しました。既存建物で利用可能な部分は最大限残しながらメリハリをつけて改修を行いました。
4床室を必要に応じて分割して個室を設けるとともにトイレの共有化などによって生まれた余剰空間を利用して共用部の充実を図りました。1階談話コーナーは450×450の格子で領域をつくり、畳の椅子をつくるなど利用者の方が気軽に過ごせる居場所を設けました。エントランスホールは建物の看板としての表情をつくる、2階の談話コーナーは大人の居場所となるように中庭に面してカウンターテーブルと椅子を設置しました。このように照明や家具も意識的に選定することで空間をコーディネートしました。
正方形で中廊下のプランなので、自分たちの居場所がわかるように居室入口の天井を下り天井にするとともに色を変え、通りに名前を付けることで差別化を図りました。

名張養護老人ホーム みさと園・改修 建築データ

竣工
2022
所在地
三重県名張市
延床面積
1,720㎡
設計・監理
森本建築事務所
用途
養護老人ホーム
構造
鉄筋コンクリート造 + 鉄骨造 地上2階
撮影
トロロスタジオ