郊外に建つ事務所と倉庫の新築計画。敷地はロードサイドに面しているが、バイバスの開通後、かつてのにぎわいが失われつつあり、雑然と建物が並んでいる。こうした周辺環境に対して、きっちりとした建物の輪郭を挿入することで、まちに秩序を与えたいと考えた。そこで約5m×約7.5mの2つのボリューム(事務所・倉庫)で建物の輪郭を与え、挟まれたスペースを荷捌きとして大屋根で覆うこととした。また後方には2つの独立した付属倉庫を配置している。シンプルなかたちと重量感が持つ力を強く感じたプロジェクト。